【Amazon DSP広告】導入を検討するタイミングと判断基準とは?コンサル解説!

【Amazon DSP広告】導入を検討するタイミングと判断基準とは?コンサル解説!_Amazon専門コンサル運用代行のアグザルファ

こんにちは!

国内初のAmazon専門コンサル・運用代行サービスを展開しているアグザルファです!

アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。

新着記事のお知らせはXYoutube「あぐちゃんねる」の投稿で発信中です!

アグザルファではこれまで、Amazon DSPに関する活用事例などを紹介する記事を公開してきました。

Amazon出品者の皆さまの中でも、DSP広告の認知や関心が高まり、ご相談をいただく機会が増えています。

・スポンサー広告で一定の成果が出てきたものの、次の打ち手に悩んでいる⋯
・Amazon DSPの存在は知っているが、広告出稿のハードルが高そう⋯

このように、最近では「Amazon DSPは、どのタイミングで導入すれば良いのか?」といった、ご質問を多くいただきます。

今回の記事では、Amazon DSPの導入を検討する適切なタイミングについて解説いたします。

ぜひ、ご自身の運営状況と照らし合わせながらお読みいただき、今後のAmazon DSP導入の検討時にお役立てください。

Amazon DSPの基本概要については下記ブログをご参考ください。⬇

【入門編】Amazonサイト外に広告配信「AmazonDSP広告」で売上アップ!3つの特徴と活用方法

国内初のAmazon専門コンサル_お問い合わせ_無料コンサル相談

Amazon DSPの導入を検討すべき2つのタイミング

多くのAmazon出品者が売上拡大の手段として活用されている「Amazon広告」。

その中でも、商品ページや検索結果に表示される「スポンサー広告(スポンサープロダクト広告/スポンサーブランド広告など)」は、出品者ご自身で運用開始することができるため、すでに多くの出品者が運用しています。

こうした「スポンサー広告」の特性を踏まえたうえで、以下ような課題感が浮上した場合は、Amazon DSPの導入を検討するタイミングと言えます。

タイミング①:新規ユーザーの獲得を行いたいとき
タイミング②:新商品の訴求を行いたいとき

それぞれ見ていきましょう。

タイミング①:新規ユーザーの獲得を行いたいとき

前提として、スポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告は、「ユーザーが検索したキーワード」に対して広告が配信されるため、すでに購買意欲が高いユーザーに向けた刈り取り型の広告となります。

Amazonで出品を継続する中で、

・新規ユーザーの流入数が横ばいまたは減少している場合
・指名検索(商品名・ブランド名)からの購入に依存している場合

といった状況になった場合、新規ユーザーへのアプローチが必要になりますので、Amazon DSPを検討するタイミングと言えます。

▌中長期的な売上成長には限界がある

目の前の既存顧客や、すでにニーズが顕在化しているユーザーだけにアプローチしていては、中長期的な売上成長には限界があります。

今後の売上拡大に向けて、購買に至る前の検討段階にいるユーザーや、潜在層へのアプローチが不可欠です。

▌Amazon DSPは検索する前の潜在層へアプローチできる広告

Amazon DSPでは、Amazonの豊富な購買・閲覧データを活用し、能動的に検索行動をする前の潜在層(=まだニーズに気づいていないユーザーや、関連カテゴリを閲覧しているユーザー)に対して広告配信が可能です。

例えば、商品属性に応じて、年齢・性別・興味関心・ライフスタイルといった条件でユーザーをターゲティングし、ブランド認知や商品認知を効果的に拡大することができます。

ユーザーとの接触を繰り返し重ねていくことで、ユーザーが自ら「検索▶︎比較▶︎検討」のフェーズへと移行を促していく効果があります。

▌柔軟な除外設定

Amazon DSPでは除外設定も柔軟に行うことができます。

一定期間内の購入者を除外し、新規ユーザーや非リピーター層に向けて広告を配信することも可能です。

ターゲティングの詳細については、下記ブログをご参考ください。⬇

【Amazon DSP広告】設定可能なターゲティングを簡単解説!

タイミング②:新商品の訴求を行いたいとき

新商品や新ブランドを発売開始した際、認知度が低いために検索されず、スポンサープロダクト広告などの運用だけでは十分に露出が得られないという課題に直面するケースがあります。

広告を出していてもインプレッションやセッション数が伸びず、そもそもユーザーに商品が見られていない状態になることも少なくありません。

このような課題に直面した場合も、Amazon DSPの活用が有効な手段となり得るため、検討するタイミングになります。

▌Amazon DSPで興味関心を喚起させる

Amazon DSPは動画広告や静止画バナーを使って、幅広いユーザーに向けて新商品の存在や魅力を伝え、興味関心を喚起させていくことができます。

視覚的に商品やブランドを訴求することで、商品の魅力やメリットなども伝えやすくなります。

また、前述の通り、Amazon DSPでは潜在層から顕在層まで幅広くターゲティングできるため、商品の属性や目的に応じたターゲティングで、効果的な配信が可能です。

▌Amazonサイト外への配信でタッチポイントを増やす

新商品の場合は、まず「認知」を広げ、次に「検討・検索」へと誘導する流れを作ることが重要になります。

Amazon DSPはAmazonサイト内だけに限らず、外部サイトやアプリなど、Amazonサイト外のチャネルにも広告の配信が可能です。

これにより、ユーザーとのタッチポイントを大幅に増やし、継続的に配信を行うことでブランド認知・商品ページ流入数の増加が期待できます。

配信先については下記ブログをご参考ください。⬇

【Amazon DSP】オンサイト・オフサイト 広告掲載面まとめ

Amazon DSPの導入を「今はまだ早い」と判断してもよいケース

Amazon DSPについてご相談をいただいた際には、広告主様ごとの状況をお伺いしたうえで、最適な広告設計や導入タイミングをご提案しています。

その中で、場合によっては「導入をおすすめしないケース」もございます。

以下のような状況に該当する場合は、DSP導入を一旦見送り、まずは土台作りを優先すべきフェーズと考えています。

商品ページのCVRが低く、集客より先に改善すべき課題が多い場合

Amazon広告を通じて集客を行っても、最終的にユーザーが購入を判断する場所は「商品ページ」です。

そのため、「商品ページ」のクオリティを以って、いかに購入率を上げていくのかが重要なポイントとなります。

例えば、以下のような状態では、せっかく広告でユーザーを呼び込んでも、購入に至らず離脱してしまう可能性が高くなります。

  • 在庫切れや不安定な販売体制
  • 商品画像・説明文が不十分
  • 他社と比較したときの価格設定が弱い
  • カスタマーレビューの内容や評価が悪い

これらの要因がCVRを下げている場合は、Amazon DSPを導入して広告の集客強化を実施する前に、商品ページや販売体制の見直し・改善を優先されることをおすすめしています。

Amazon DSPとスポンサー広告は併用するのが最適

前述の通り、Amazon DSPとスポンサー広告は、配信対象や目的が異なるため、どちらか一方を選ぶものではなく、併用して活用すべき広告手法です。

スポンサー広告は、ユーザーの検索行動に基づいて広告を表示するため、既に購買意欲が高まっている顕在層に向けた刈り取り型の施策です。

一方で、Amazon DSPは、潜在層や検討層に対して、バナーや動画で訴求し、認知から興味を促進する上流の広告です。

近年では、スポンサー広告におけるキーワード入札単価の高騰に加え、セール期間中などは広告枠の競争も激化する傾向にあります。

そのため、スポンサー広告での投資だけでは、いずれ露出や集客に限界が訪れることが考えられるでしょう。

Amazon DSPを併用した効果的な広告戦略

こうした状況下で、集客施策の突破口の一手となるのが、Amazon DSPです。

Amazon DSPを活用して潜在層へのアプローチを実施し、スポンサー広告と並行して運用することが、より効果的な広告戦略となります。

例えば、Amazon DSPで商品を認知したユーザーが、自らAmazonサイト内で検索を行うことで、スポンサー広告やオーガニック検索経由の流入が増加するケースもあります。

このように、両者の広告が相互に補完し合うことで、全体としての相乗効果が期待できます。

スポンサー広告との併用については、下記ブログをご参考ください。⬇

【解説】Amazon DSP広告の特徴・スポンサー広告との違いとは?バランスよく活用するメリット

月間予算50万円で始めるDSPプラン【配信設計事例】

弊社のクライアントが実施したAmazon DSPの配信設計の一例をご紹介します。

課題:商品の商戦期に向けて、認知拡大を図りつつ、売上の拡大を目指す。
月間予算:50万円

▼ターゲティング(一例)

① 認知層向け
【ターゲット】 子供のいる親、学校教材カテゴリに興味があるユーザー
【目的】自社や商品を知ってもらう
【KPI】 インプレッション数、リーチ、クリック数

② 興味・検討層向け
【ターゲット】 類似商品を閲覧しているユーザー
【目的】 商品に興味を持ち、他の商品と比較してもらう
KPI】 商品詳細ページ閲覧数、カート追加数

③ 購入層向
【ターゲット】 過去に商品を閲覧したが購入していないユーザー
【目的】 実際に購入へつなげる
【KPI】 注文数、売上

▼運用内容

ターゲティングは、「認知層向け」「興味・検討層向け」「購入層向け」で設計し、商品の商戦期に照準を合わせて、各セグメントごとに配信量(ボリューム)を調整しながら運用を行なっています。

上記の通り、Amazon DSPではターゲットごとに目的が異なるため、スポンサー広告のように「ROAS」や「購入数」のみを評価指標にせず、各層において目的に合ったKPI(例:認知層はインプレッション、検討層はカート追加など)を設けて広告配信の結果を評価しています。

このように見込みユーザーを定めた上で広告配信を実施し育成を進め、最終的な売上拡大へ繋げられる広告設計をご提案し、運用サポートをしております。

まとめ

Amazon DSPは難しそう⋯予算が足りない⋯まだスポンサー広告で十分と感じている方も多いかもしれません。

しかしながら、スポンサー広告のキーワード入札単価は上昇傾向の一途を辿っています。今後は、より競合との差別化や新規ユーザーの獲得が売上拡大におけるポイントとなってきますので、Amazon DSPを活用した先手が重要になります。

アグザルファでは長年のAmazon専門コンサルの知見をもとに、お客様の課題や目的に応じて、Amazon DSPを使った効果的なご提案が可能です。

ご興味を頂きましたら、ぜひお気軽にご相談頂ければ幸いでございます。

  • Amazon DSPを導入すべきタイミングは、
    新規ユーザーの獲得や新商品の訴求を強化したいとき。
  • 商品ページのコンテンツが不十分な場合は、
    集客よりも、まずはページ改善を優先すべき。
  • Amazon DSPは、スポンサー広告の“代わり”ではなく“仲間”
    それぞれ異なる目的・役割、相互に補完関係にある。
  • Amazon DSPでは、ターゲット層ごとに目的に応じたKPIを設定
    一律に購入数やROASのみを重視せず、
    「認知」「検討」「購入」などフェーズに応じた評価指標で設計する。

Amazon DSPの導入時期について、イメージができましたでしょうか。

今回紹介した課題がなくとも、Amazon DSPでそれぞれの状況に応じたターゲティングや配信設計はご提案ができますので、AmazonDSP広告についてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサル・運用代行のアグザルファまでご相談ください!

最後までお読みいただきありがとうございました

今後もアグザルファブログでは、Amazon出品者の皆さまに役立つ情報を発信して参ります!
ぜひ日々のAmazon出品にお役立てください。


まずはお気軽にご相談ください!無料コンサル実施中

Amazon専門コンサル・運用代行サービスについて詳しくはコチラ⬇︎

┃Amazon出品者必見!【2025年版】Amazon年間イベントカレンダー

「Amazon年間イベントカレンダー」は、Amazonに出品をしている方もしくはAmazonへ出品を検討されている方であれば、ぜひ知っておきたいAmazonのセール開催時期・季節特集、お役立ち情報が把握できるカレンダーです。

一般行事・イベント、注目キーワード、国内・国際イベントも参考情報として掲載しています。
Amazon出品における売上最大化に向けて、商品の販売計画、販促イベントの企画、広告運用計画、在庫調整、予算策定といった年間の販促計画にお役立てください!

Amazon年間イベントカレンダーのダウンロードはコチラ⬇︎

┃公式YouTubeチャンネル 「あぐちゃんねる」

youtube_channelart_aguchannel

┃メディア掲載情報

■自治体ごとに異なる課題・要望に柔軟に対応! アグザルファのAmazonふるさと納税運用代行サービス(2025年3月24日公開「ECのミカタ」)

https://ecnomikata.com/original_news/46295/


■日々変化するAmazon出品への対応力! 圧倒的知見と経験に裏付けされたアグザルファの実力(2023年10月3日公開「ECのミカタ」)

https://ecnomikata.com/original_news/40277/

■Amazonでの“勝ち方”を知るアグザルファが最短距離”で売上を最大化(2023年4月6日公開「ECのミカタ」)

https://ecnomikata.com/original_news/38560/

「個の力の最大化」をミッションに。 日本初のAmazon専門コンサルが提供する+αの価値(2022年9月30日公開「ECのミカタ」)

https://ecnomikata.com/original_news/36126/

#Amazonコンサル #Amazon運用代行 #アグザルファ #Amazon広告 #スポンサープロダクト広告 #DSP広告導入

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • note

関連記事

Amazonで売り上げを拡大するにはコツがいる Amazonに特化した専門コンサルティングサービス
Amazonで売り上げを拡大するにはコツがいる Amazonに特化した専門コンサルティングサービス